【流山市・野田市】東葛地域は12月29日から最高レベルの「フェーズ4」へ引き上げ。千葉県でも病床がひっ迫し始めています。
千葉県内では、新型コロナウイルス感染患者が120名(直近7日間の平均)を超える増加傾向が続いています。病床稼働率も千葉県全体で50%に近付きつつあり、千葉県も「医療の危機的状況」です。
特に感染者の多い《東葛南部圏域》《東葛北部地域(流山市と野田市含む)》と《千葉市》では、病床稼働率が6割前後になっており、病床がひっ迫し始めている状況です。
このような危機的状況を踏まえ、《感染者の多い地域限定》で病床確保計画の最高レベルの「フェーズ4」へ移行することが千葉県より発表されました。「フェーズ4」の実施は県内でも初めてのことです。
流山市と野田市を含む《東葛北部地域》と《東葛南部地域》は2020年12月29日から「フェーズ4」へ移行されます。
フェーズ4への移行にあたり
1.「フェーズ」とは?
千葉県の「病床確保計画」に基づき、これまでの動向や協力要請の効果を踏まえた患者推計を行い、感染のピークに至るまで段階的にフェーズで区切り、フェーズごとに確保病床等を設定したもの。「フェーズ4」が最高レベル。
2.移行すると変わること
- ひっ迫している対象地域の病床数を確保するため、「総病床数」を増やす
- 重症者用の確保病床数は増加させず、救急医療や一般医療への影響をできる限り少なくする
- 「フェーズ4」の状態が続くと、一般医療も含めて医療提供体制に深刻な影響を及ぼす可能性がある
区分 | 現状 | 12月29日以降 | 1月5日以降 |
総病床数 | 756 | 855 | 949 |
うち重症者病床数 | 61 | 61 | 61 |
(参考:フェーズ4移行に伴う病床確保数)
詳細は千葉県公式ホームページ「病床確保計画におけるフェーズ4への移行について」をご確認ください。
3.医療崩壊を防ぐために、今私たちにできること
「フェーズ4」への移行により、一般医療(手術や定期的な治療が必要な病気)が先延ばしになるなど、一般医療に影響する恐れがあります。今はまさに「医療の緊急事態」と言える状況です。
県内・市内の医療崩壊を防ぐためにも、今私たちにできるのは年末年始を静かに過ごすことではないでしょうか。千葉県のホームページには県民の皆様へのお願いも掲載されていますので、ご確認ください。
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