【流山市】親子二代で受け継ぐ益子焼の世界。益子焼の器を手に取って楽しむ。「ギャラリーよし」で『大塚雅淑 展』開催中!11月8日まで

千葉県

流山市加にある「GALLERY YOSHI(ギャラリーよし)」で、現在「益子焼 大塚雅淑 展」が2026年11月8日(日)まで開催されています。会期中は無休で入場は無料です。2026年ギャラリーよし今回の展示では、益子焼の陶芸家・大塚雅淑さんの作品を中心に、父・大塚健一さんの作品も出品されています。案内には、「今回も父の作品を出品いたします。益子の伝統釉や私独自の釉薬を使った作品を是非ご覧ください。」とのメッセージが。
親子二代による作品とともに、益子焼ならではの伝統と、それぞれの感性から生まれた器に出会える展示となっています。2026年ギャラリーよし

2026年ギャラリーよし丸皿や角皿、長皿など、普段の料理にも取り入れやすそうな器がずらり。
艶やかな飴色が美しいものや、淡い青緑と白の組み合わせが爽やかなものなど、同じ作家の作品でも一つひとつ違った表情を楽しむことができます。

益子に生まれ、陶芸の道へ

大塚雅淑さんは1976年、栃木県益子町生まれ。
栃木県窯業指導所で伝習生・研究生として学んだ後、父である陶芸家・大塚健一さんに師事しました。その後、テーブルウェア・フェスティバルへの出品や国展への出品・入選を重ねるほか、栃木県芸術祭、栃木県美術展などでも作品を発表。2019年には関東伝統工芸士会作品コンクール会長賞、2022年には関東伝統工芸士会功労賞を受賞するなど、長年にわたり陶芸の世界で活動されています。
また、2014年には伝統工芸士に認定されています。2026年ギャラリーよし

父・大塚健一さんの作品も

今回の展示では、雅淑さんの父・大塚健一さんの作品も見ることができます。
大塚健一さんは1948年、益子町生まれ。1973年に窯を築いて独立し、伝統工芸新作展や日本伝統工芸展などで入選を重ねてきました。
1994年には伝統工芸士に認定。1995年には日本工芸会準会員となり、その後も数々の展覧会や陶芸展で作品を発表してきた陶芸家です。
親から子へ受け継がれてきた技と、それぞれの時代や感性から生まれる表現。その違いにも注目しながら作品を眺めてみると、今回の展示をより深く楽しめそうですね。

暮らしの中で楽しみたい、表情豊かな器

毎日の食卓で使いたくなる皿や器をはじめ、湯呑、コーヒーカップ&ソーサーなど多彩な作品が並んでいます。中でも印象的なのが、釉薬によって生み出される豊かな色合いと質感。深みのある黒や赤褐色の「青錆」「赤錆」の湯呑は、光の当たり方によってもさまざまな表情を見せます。素朴さの中にもしっかりとした存在感があり、手仕事ならではの温もりが感じられます。2026年ギャラリーよし

2026年ギャラリーよし

2026年ギャラリーよし

「青錆コーヒーC/S」は、黒を基調とした落ち着いた佇まい。お気に入りの器でコーヒーを楽しめば、いつもの時間もちょっぴり特別なものになりそうです。

2026年ギャラリーよし

大胆な文様にも注目!

そして、ぜひ間近で見てほしいのが、植物などをモチーフにした文様の器です。2026年ギャラリーよし花が大胆に描かれた角皿は、料理を盛り付ける器としてはもちろん、そのまま飾って眺めたくなるような存在感。2026年ギャラリーよしこの技法の凄さは、裏面にも文様が施されているんです。普段は見えにくい部分にも意匠が凝らされているところに、器づくりへのこだわりが感じられます。2026年ギャラリーよし楕円形の皿には、中央の文様を囲むように葉が描かれています。2026年ギャラリーよしこちらも裏面には文様が。実際に手に取ってみることで、写真だけでは伝わらない重さや質感、手になじむ感覚を味わえます。

そもそも「益子焼」とは?

益子焼の始まりは、1853年(嘉永6年)とされています。当時26歳だった大塚啓三郎が益子町根古屋で良質な粘土を発見し、窯を築いて台所用品などを製造したことが始まりとされています。
その後、大正時代になると人間国宝・濱田庄司が益子に定住。民藝運動とともに益子焼にも大きな影響を与え、生活用品だけでなく、美術品や工芸品も作られるようになりました。若い陶芸家たちも集まり、さまざまな作風の器が生み出されるようになった益子。1979年(昭和54年)には国の伝統的工芸品に指定されています。
長い歴史の中で受け継がれてきた伝統と、新しい表現が共存していることも益子焼の魅力のひとつなのかもしれません。
今回の展示で大塚雅淑さんの作品を眺めていると、そんな益子焼の歴史を背景にしながらも、釉薬や文様などに作家ならではの個性が感じられます。
「どんな料理を盛り付けようかな」「このカップでコーヒーを飲んでみたい」など、暮らしの中で使う場面を想像しながら選ぶ時間も楽しそうですね。
お気に入りの器を探している方はもちろん、益子焼や陶芸に興味のある方も、親子二代の作品を一度に楽しめるこの機会に「ギャラリーよし」を訪れてみてはいかがでしょうか。

【益子焼 大塚雅淑 展】
開催期間:2026年10月3日(土)~11月8日(日)
時間:11:00~17:00
入場料:無料
会期中無休
ギャラリーよし
住所
千葉県流山市加4-1693-2
営業時間
11:00~17:00
定休日
会期中は無休
最寄り駅
流鉄線流山駅より徒歩12分、つくばエクスプレス流山セントラルパーク駅より徒歩25分
電話番号
04-7157-8144、090-4132-7379

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

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