【流山市】市指定有形文化財にも指定されている木造閻魔王坐像の迫力。「閻魔堂」で触れる歴史と文化。
流山市本町地区に位置する「閻魔堂」をご存知でしょうか?
ここは、安永5年(1776年)創建と伝えられ、現在の建物は明治43年(1910年)に再建されました。堂内には、市指定有形文化財に指定された木造閻魔王坐像が安置されています。(参考リンク)
この像は、江戸時代中期に流山近郊の仏師によって制作されたと考えられ、地域の人々の信仰の対象として大切にされてきました。閻魔堂の正面には、義賊として知られる金子市之丞(通称:金市)と、その恋人であった遊女・三千歳の墓が並んでいます。(参考リンク)
金市は、江戸時代に貧しい人々を助ける義賊として名を馳せ、その生涯は講談や歌舞伎の演目「天保六花撰」や「天衣紛上野初花」で描かれています。このため、閻魔堂は歌舞伎ファンや歴史愛好家にも親しまれるスポットとなっています。近くで見ると、その存在感と迫力に驚きます。
また、境内には六地蔵が祀られており、地域の人々の信仰の場としても親しまれています。アクセスは、流鉄流山線「流山駅」から徒歩約3分と便利な立地にあり、近くには近藤勇陣屋跡もあります。
歴史的な建造物や文化財が多く残る流山本町地区。このエリアを訪れる際には、ぜひ閻魔堂にも足を運び、その歴史と文化に触れてみてはいかがでしょうか。
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