【流山市】「水曜日のダウンタウン」にも出演の“ベテラン地下芸人”ゆきおとこさん。意外な名づけ親や無料ライブのきっかけは?
意外な名付け親とは?
ー簡単に自己紹介をお願いします。
芸歴33年目(2024年8月現在)の「ゆきおとこ」と申します。平成4年に渋谷道頓堀劇場をスタートに、数組のコンビ活動も経て、現在はピン芸人として15年以上活動しています。漫談やブリッジ(※1)ネタをメインに舞台に立っています。
※1…ショートコントや漫談などの連続した短いネタの間に挟む言葉や動作のこと。
ーどうして芸人になろうと思ったのですか?
子どものころ、漫才ブームで毎日のようにテレビで放送されていました。そんな番組を見ているうちに、自分も面白いことをして人を笑わせたいと思ったのがきっかけです。
ー「ゆきおとこ」という芸名にはどのような由来があるのですか?
モノマネ芸人のコージー冨田さんが名づけの親です。コージー冨田さんのディナーショーや営業の前説としてネタを披露させていただいていた時に、「お前は、なんか“ゆきおとこ”っぽいな」と言われことがきっかけです。漢字での“雪男”も候補に挙がりましたが、画数をみてもらい、ひらがなに決めました。
この名前から、すべりネタをしている芸人と思われがちですが、自分としては、そんなつもりは一切ないんです。ただ、そういった部分も含めて、印象に残ってもらいやすい名前かなと思っています。芸名が「ゆきおとこ」でなかったら、芸人を続けていなかったかもしれないですね。
ー“ベテラン地下芸人”と呼ばれることも多いとのことですが、そもそも“地下芸人”とはなんですか?
いろんな定義があると思いますが、「20年以上キャリアがある」「なかなか売れずにくすぶっている」芸人のことを指しているんですかね。これも自分から言い出したわけではなく、気が付いたら周囲が勝手にそう呼んでいました。
ー流山の思い出の場所やエピソードがあれば教えてください。
利根運河沿いですね。幼稚園の遠足で行った記憶もありますし、ロケでお世話になった場所でもあります。ゆっくりと考えごとをしたい時や気分転換に散歩をするだけでもおすすめです。
毎月ゲストも登場する南流山お笑いライブ
ー無料のお笑いライブをはじめたきっかけはなんですか?
後輩の「インタレスティングたけし」という芸人がいるのですが、彼がきっかけです。コロナ禍で仕事が減少し、なにか自分たちでイベントが開催できないかと相談を受けました。
そこから会場である南流山福祉会館の近藤さんや千葉県生涯大学校の直井さん、付き合いのあった芸人仲間の協力のもと、毎月の無料お笑いライブを実現することができました。
ー毎回ゲストはどうやって決めていますか?
付き合いのある芸人やこの活動を知って参加したいと言ってくれる人を呼んでいます。流山出身や野田出身のゲストも多く、6月のゲストも野田出身の「冷蔵庫マン」でした。暑い日が続くということもあり、「ゆきおとこ」と「冷蔵庫マン」で冷え冷え対決も行いましたよ。
ー今までのお笑いライブで印象的な会はありますか?またはお客さんの反応は?
印象に残っているのは、昨年(2023年)11月の文化祭のような形で開催したイベントですね。5人くらいのお子さんが舞台に上がってきてしまい、びっくりしましたが、笑えるハプニングでした。
お客さんの反応としては、「気軽な気持ちで来てみたけど楽しかった」「生のお笑いライブを初めてみることができてよかった」「また来ます!」など、前向きな声を多くいただいています。また、近所の高齢者の方にも喜んでいただけているのは嬉しいですね。
今後の夢は…?
ー芸人として今後の夢や野望をお聞かせください。
矢沢永吉さんよりビッグになることですね!…とは言いつつ、目の前のことを一つ一つやっていくだけです。それが積み重なって、今よりも知名度やメディア露出が増えると嬉しいですね。そして、目のまえにいる人が笑ってくれたら本望です。
ゆきおとこさん、ご協力ありがとうございました!
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